イギリス映画 (2011)
撮影時14才くらいのチャーリー・ロウ(Charlie Rowe)がピーター・パンになるまでを演じるテレビ映画の後編。長いので2つに分けて紹介する。2つ合わせて180分。どんな複雑なストーリーでも可能なくらい長い時間だ。従って、一部に論理的な破綻はあるものの、それなりに「あってもおかしくない」レベルの「ピーター・パン誕生まで」の物語が構築できている。なお、ピーターの仲間の1人となるトマス・パッテン(Thomas Patten)は、後編になってようやくクローズアップで数回登場する。
ユートピアが崩壊し、ピーターが刺し殺されてしまった前編を受け、後編では、冒頭にピーターの復活と、妖精の粉による「洗礼」、つまり、ピーター・パンの誕生について語られる。なぜ、ピーターが、妖精によって選ばれ、空を飛べるという特殊な能力を与えられるに至ったかが、きちんと説明される。この点は、この映画の中心テーマでもある。普通の少年が、ピーター・パンになるという思い切った設定なので、説得力のある理由がどうしても必要だからだ。一旦、ピーター・パンになった後は、フックたち海賊との戦いが前編以上に盛り上がる。映画の最後は、従来のピーター・パンの物語につながっていくように、かなり上手に多くの伏線が残されている。この映画では開花しないが、ピーター・パンの本編を見れば、「そうか」と納得できるような伏線だ。
チャーリー・ロウは、ここで扱う3作の中では最も年長で、ローティーンに属する。顔だちも一歩大人に近づき、それでも非常にハンサムである。イギリスの少年俳優の中では、しかも可愛いだけの小学生から脱皮した年令としては、最も美少年の一人と言えよう。トマス・パッテンは、個性的な「仲間」の中にあって、最年少の子役なので、一応リストに入れておいた。
あらすじ
フックが、地図を見ながら、インディアンの部落の南にある「Gorge(峡谷)」と書かれた部分を指し(地図では細い海峡になっているが…)、幅はどのくらいあるかを尋ねる。50フィート(15m)と知り、酋長の娘を人質にすれば渡れると断言し、さらに、「夜明けに発つ。最強の部下を10人用意してくれ」と言う。その口調と態度を、指揮権侵害だと怒る女船長。フックは、「よく聞くんだ」「球があるからロンドンへは行けるが、それは、妖精の粉が俺の血管に入ってからだ」「俺様は神となってロンドンに君臨し、俺様を下町に追いやった奴らに重い付けを払わせてやる」「選ぶがいい」「俺と共に来て現代社会の便益を享受するか、ここに留まり生きる屍を永遠に率いていくのか」。フックの本性が露(あらわ)になる瞬間だ。
ピーターの遺体は、11人の妖精によって宙を飛んで居留地へと運ばれる(1人平均4-5キロにはなるだろうから、かなりの力仕事だ)。居留地の外観は、失礼だが、オーストラリアの巨大アリ塚群を連想させる外観だ。その中央にある、銀色に輝く鉱物の粉で覆われた天然の台の上に全裸で横たえられたピーター。台の真ん中の四角い穴から、光り輝く池に落とされる。液体に触れた瞬間、ピーターの目が開き、水中を自らの力で泳ぎ出す。一面が光る粉で満ちた不思議な液体だ。泳いで行くことで、粉が全身に取り込まれていく。別の穴から出ると、外で待っていたティンカー・ベルに「これで、私達と同じ」と念話で教えられる。妖精の言葉も分かるようになったのだ。ただ、生き返っても、傷が治ったわけではないので、痛そうだ。
絹で補修された服を着て、3人の長老に会うピーター。「汝らの種族は、我々にとって大きな脅威じゃ」「だから、助けて欲しい」「魔法の球を見つけ、持ってくるのじゃ」「我々は、それを使って、汝らの種族を元の世界に戻す」「汝の新たな力は、その助けとなるじゃろう」。「力って?」と訊くピーターに、ティンカー・ベルが優しく教える。「目を閉じて、ピーター」「呼吸は静かに、雑念を払って」「暖かな海を漂っていると想像して… 心配一つなく、ひたすら幸せに」「あまり幸せなので、海からは離れ、暖かなそよ風に運ばれて、上へ… 上へ」。ピーターが目を開けると、海の上空数百メートルにいる。びっくりして叫び声を上げると、落ち始める。目を閉じ、自分を信じ、風を感じ、風を友としろとの声に、我を取り戻すピーター。そして、「鉱石の粉が力を与えたれけど、それを制御するのはあなた」と言われ、「どうやって?」。「心で」「感じたように反応するの」。そこに、3人の長老が再び現れる。「なぜ僕が?」と訊くピーターに、「汝には無垢の心がある」「我らと同じ、だから信頼したのじゃ」。
海賊船では、ずっとNo.2だったスターキーの一張羅を着て、フックが現れたものだから、スターキーは激怒する。しかし、剣の達人のフックは、スターキーを手玉に取り、喉に剣を押し付けて、「おまえの部下を見ろ。一人でも助けてくれる奴がいるか?」「200年も同じ船にいて、お前の生死など 知らん顔だ」「俺に従え。いいな?」と命じる。女船長とフックとスターキー達10名は、すぐに峡谷に向かうが、闇が迫り、谷を渡るのは明日に。一方、妖精の居留地で休んでいたピーターは、海賊に捕らえられたアヤのことが気になり、夜にまぎれて海賊船を訪れる。ピーターが殺されたと承知しているので、宙に浮かぶピーターを幽霊と思い込み、素直に答える海賊。魔法の球は、船長とフック親分が「雄牛の島」のどこかに埋めたこと、酋長の娘は、今、人質として船長達と渓谷に向かっていると教える。
峡谷まで来た海賊達。フックは、蜘蛛の糸で架けられた“橋”を見て、ここを渡ろうと言い出す。蜘蛛に注意する方が、100名の怒ったインディアンを相手にするより楽だからだ。半数の5人で4分の1ほど渡ったところで、アヤの真下の膜がなぜか切り取られ、お互いを結んでいた2本のロープも切られて、アヤが墜落。しかし、それはピーターが“橋”の下から意図的にやった行為で、落ちていくアヤを抱きとめて、無事地面に降ろしてやった。ここで、絶対変なのは、1枚目の写真(無理した結果傷口が開いて苦しむピーター)から分かるように、谷の底が海ではなく地面である点。地図からすれば、ここは海峡のはずだ。それはさておき、ピーターはアヤを残して、再び“橋”に向かって上がっていく。そして、海賊達の前方の空中に現れ、球をどこに隠したかと詰問する。言えないというフックに、剣を当てて脅すが、「やっても益はない」と言われ、「じゃあ、お友達を殺すのはどうだ?」と女船長の周りの膜を切り裂く。ロープ2本でかろうじて落ちない船長に近づき、「ロープを切りさえすれば、後は真っ逆さま」「島のどこに隠した?」と訊くが、その背後からは巨大蜘蛛が迫っていた。蜘蛛の飛ばした糸にがんじがらめにされるピーター。蜘蛛を撃ち殺した海賊達は、ピーターを船に運び込んだ。彼らが、そのまま“橋”を渡って、木の妖精の居留地に向かわなかったのは、ピーターを尋問すれば「魔法の粉」の秘密が分かると思ったからだ。
海賊船に連れて来られたものの、傷口が悪化して意識不明のピーター。そこにフックが現れ、ピーターに薬を飲ませ、「ピーター許せ、俺が間違っていた」と言い、抱きかかえて船室から出て行く。翌日、ピーターが目を覚ますと、そこは氷原の上だった。フックは、海賊と酒飲み競争をやり、酔い潰させて船から脱出したと説明する。そして、「目が覚めた」「今は、故郷に帰りたいだけだ」「子供達と合流したら、雄牛の島へ直行しよう」と反省を込めて話し、「歩けるか?」と訊く。ピーターは「何とか」と答え、「どこへ?」と訊く。フックは、「教えてくれ、子供達はどこだ?」と訊き返す。ピーターが痛そうに先導するが、その間、フックは、ピーターの母との出会い、自分が武器商人で“母”は舞台女優だったこと、ピーターの父に“母”を取られたこと、父が死んだと聞いて“母”を探し当てた時は、既に救貧院で死亡、ピーターだけがいたと語る。
その時、ピーターが突然立ち止まり、50ヤード(45m)先の木の上に見張りがいると警告する。「感じるんだ。いろんなことが分かる」。洞窟の入口まで来ると、ピーターは見張りのインディアンに寄って行く。その時、急に、フックがインディアンを殴り倒し、ピーターの手を縛る。そして、海賊の一団が姿を見せる。フックは、ピーターに秘密のトンネルまで案内させるため、嘘を付いていたのだ。しかし、ここでも腑に落ちないことが一つ。50ヤード先の見張りまで気付くほど敏感なピーターは、10名を超える海賊の存在がなぜ感知できなかったのだろう? トンネルを抜けてインディアンの領地に着いた一行は、直ちに妖精の居留地に向かう。そして、女船長の命令一下、部下達は灯油をまき、火を放ち、塔状の住居を炎上させる。
縛られたままのピーターは、自分が潜っていった穴まで案内させられる。最初に穴から落とされた時は死んでいたので、場所は、後から妖精に聞いたのであろう。四角い穴の前で、フックに、「どうやって、取り出す?」と訊かれ、「泳ぐんだ」と答える。女船長は、全裸になって中に入る。泳いで別の穴から出てくると、そのまま空中に浮き上がる。そして、勝利に輝く顔で、「夢見た通りになった」と言った瞬間、燃え尽きてしまう。「いったいどうした?」「どうなってる?」とフック。「分からない。全く同じようにやったのに」「だけど…」。「だけど、何だ!?」とフックが怒鳴る。「木の精がいて、不思議な歌を歌ってた」。「父親そっくりだ」「偽善的で、ひとりよがり」。フックはさらに続ける。「俺様が、恥をかかされて黙っているとでも?」「愛人を盗まれたんだ」「クリスマスの七面鳥のように、切り刻んでやった」。「なぜ僕を引き取ったの?」というピーターの問いには、「お前の母親を愛してた」「お前には、彼女の面影が」「馬鹿なことに、我が子として育てれば、負い目が楽になると思ったが、結局は父親と同じだった」と叫び、剣を抜く。
その時、炎を見て救援に駆けつけたインディアンが襲いかかり、海賊達は防戦にまわる。ピーターは空中に逃げ出すことができた。両者の戦闘は痛み分け。しかし、居留地を焼き払われた長老達の怒りは大きかった。「4000年が一夜で失われた」。そして、ピーターの「過ちを犯しました」の言葉にも、「過ちでは済まされん。責任を取ってもらう」「すべての記憶を永遠に失うのじゃ。自分が誰で、どこから来て、誰を愛したかも」「無垢の心… それだけが信頼できる」「未熟なまま空しく生きるがいい」。恐ろしい罰だ。その後も、冷たい言葉が次々と投げかけられる。「悲哀。苦痛。畏怖。失望。苦痛。背信。失意。不安。悲嘆。苦悩…」。そこに、ティンカー・ベルが果敢にも止めに入る。しかし、ピーターはもう以前の彼ではなかった。呆(ほう)けたように、あらぬ方を見つめるのみ。
一人佇(たたず)むアヤのもとに、ティンカー・ベルが笛を持って飛んで来る。そして、ピーターのもとに連れて行く。ピーターはアヤに対しても無反応だ。アヤに、インディアンの部落に連れて来られたピーター。薬を飲まされるが、何も変わらないどころか、酋長に責められると、急に「チンプンカンプン。僕だって、チンプンカンプンできる」「これ誰、いい服だね、パーティかい?」。当然ながら、背信と挙動不審で“穴”に監禁されてしまう。
船の見える海岸まで辿り着いたのは、フックとスターキーと6人の海賊。スターキーは、「お前のせいだぞ、フック」「お前が現れてから、俺たちゃ転落の一途だ」「間違った選択ばかり しやがって」「最高の野郎どもを 死に追いやった」「お前よく言ってたな、『小さいことはいいことだ』と」「一度 試してみちゃどうだ」「お前がいなきゃ、部隊は小さくなる」「だが、ずっと良くなる」と言ってフックを襲おうとした瞬間、フックは、拳銃を2丁取り出し、スターキー達に狙いをつける。「2発 撃てる」。海賊達が躊躇しているのを見て、数日あればロンドンから千人でも武装した連中を連れてきて、インディアンを淘汰し、木の精から魔法の粉の秘密を奪取できると大風呂敷を広げる。また騙されるだけだと警戒するスターキーに、一緒にロンドンに来て、現代社会の楽しみを享受しようと誘いかけもする。こうして、またフックに撹乱される海賊たち。
インディアンの部落では、穴に閉じ込められたピーターをめぐり、昔の仲間達が、どうするかで議論していた。助け出すことに否定的な意見が多い中、救おうと言い出したのは意外なことにカーリーだった。以前、ピーターに救われた話を紹介し、「下町では 一緒だったから、何が起きても 守り合えた」「ここでは 違うと思ったが、違わなかった」と発言。1枚目の写真は、ストーリーと関係なく、大写しになったツインズことトマス・パッテン。さて、全員で協力してピーターを助け出すが、最初は、宙を飛べることに驚かされ、次いで、自分が誰かも分からないことに二度びっくり。仕方なく、ピーターをロープで縛り、インディアンに見つからないような場所まで連れて来る。どう話しかけても、話が通じないので失望が広がるが、カーリーがピーターの持っていた笛を吹くと、一発で記憶が戻った。これからどうしたらいいか訊かれたピーターは、ジミーが隠した球の複製を取り返し、皆でロンドンに帰ろうと言って飛び去る。
ピーターは、情報を探りに海賊船に向かう。船は、いつもの場所に停泊しておらず、雄牛の島に向かって航行中だった。こっそり船尾に近づいたピーターは、ロンドンから千人の武装兵を連れて来るというフックの話を、スターキーが仲間に話しているのを聞いて危機感を覚え、インディアンに警告に行く。聞いたことをアヤに話すが、信用してもらえない。そこで、一人で止めようと再び船に戻る。一方、ピーターの仲間達は、インディアンに見つかり、部落に連行される。子供達からピーターの話を聞いたアヤは、ピーターの話が本当だったと悟り、酋長と村民の前で、全員で海賊船の襲撃に向かうよう説得する。その間にも、海賊船は雄牛の島の沖合いに到着、フックを含む8人が洞窟に向かっていた。それを、空から監視するピーター。
インディアンは大量のカヌーに分かれて分乗し、海賊船目がけて一斉に漕ぎ出した(部落の規模に比べて、明らかに多すぎる)。それを見つけた海賊船は大砲で応酬する。圧倒的に不利な状況ながら、海賊船に乗り込んだインディアン。フック達がもう出発したと知り、島にいるアヤとピーターの仲間達に合図する。子供達は、ピーターを助けに洞窟に入って行く。
フック達は洞窟の最奥部にある断崖上の島のような部分に到達。その岩の中に球が隠してあるのだ。塞いでいた石を取り除き、球の存在を海賊たちに見せて安心させるフック。フックが「準備はいいか?」と訊き、叩こうとした時、それまで上空で待機していたピーターが一気に襲いかかる。フックとは互角の勝負だ。なぜかというと、戦いは狭い“島”のような場所で行われ、周囲は何もない断崖で、落ちれば一貫の終わり。そして、ピーターは飛べるからだ。余裕たっぷりに戦うピーター。
ピーターは神出鬼没、誰かが球を叩こうとすると現れては阻止する。洞内を飛ぶピーターに向けて発砲すると、不安定な“島”が揺れて崩れそうになる。ピーターが捕まりそうになった時、ティンカー・ベルが必死に守ろうとして、帽子で叩き落とされ、踏まれてしまう。その間にアヤたちが到着、“島”の手前からパチンコで石をぶつけて手助けする。ピーターがひざまずいて、ティンカー・ベルを心配そうに見ていると、フックが寄って来て、「俺たちは戦うべきじゃない。バカげてる」と言い、かつては仲間だったが、これからは相棒、対等の友達として、共にロンドンを支配しようともちかける。しかし、そんな甘言に耳を貸すピーターではない。「父さんを殺した」「これまでずっと、嘘ばかりついてきた」と言って、再び剣を交わす。そして、激しい戦いの末、偶然ではあるが、ピーターの構えた剣にフックの腕が貫通し、スパッと切断される。2枚目の写真は、剣が手首を切る瞬間。この1コマ後で、手首は完全に切り離される。完全に戦う意欲を亡くしたフック。しかし、ピーターが父の時計を渡すよう要求すると、それをピーターの額目がけて投げつける。時計と一緒に落下するピーター。懐中時計は遥か下の水中に落ち、中にいた巨大ワニの腹に収まった。ピーター・パンの本編に出てくる「フック船長のチクタク時計」である。
洞窟の天井からは、ツララ状の岩塊が落下し始め、海賊たちが固まっていた“橋”の部分を直撃、4人が奈落の底に落ちていった。ピーターは、隠し場所から球を取り出し、ティンカー・ベルを大事にポケットに入れてから、飛び立つ。アヤたちは崩壊寸前に洞窟から逃げ出せたが、ピーターは洞窟中に閉じ込められてしまう。
インディアン達は、断崖の際で、戦闘で死亡した4人の葬儀を行っている。呪い師のチャカが、白い布で包んだ遺体1つ1つに妖精の粉を振りかけると、遺体はゆっくりと上昇し、そして発火して消える。一方、“島”に取り残されたフックとスターキーの2人。スターキーは、崖っ縁から石を落とし、しばらくして水音が聞こえたことで、助かるには飛び込むしかないと悟る。フックの方は元気が全くない。スターキーが、「もしここから生きて出られたら、手に何を付ける? “フック(鉤)”か?」とユーモアを交えて話しかけた時の表情が、2枚目の写真。
子供達は、アヤからカヌーと櫂を贈呈される。その時、聞きなれた笛の音が。ピーターが、背広を着て現れる。みんなが駆け寄る。ピーターは、洞窟の出口は塞がったが、中で球を叩いてロンドンに戻り、みんなに土産を持って帰ってきたと話す。ロンドンで、フラッド博士の友達から球を拝借し、絶対に見つからない所に隠してきたとも(最後の矛盾点。ネバーランドに戻るには強く叩く必要がある。そうすれば、最低でも直径3mの穴が開く。そして、球は、その真ん中に浮いている。どうやって隠せるのだろう?)。ピーターはさらに、洞窟の球について、「千トンの土に埋もれたんじゃないかな」と話す。ということは、もう二度とロンドンには戻れないことを意味する。仲間から、「なぜ、戻った? ここに足止めだぞ」と訊かれ、「ネバーランドは冒険の地だ」「百万の島で冒険が待ってるぞ」「最高なのは、年を取らないことだ」「何でも好きなことができる。僕たちの思うがまま。誰にも邪魔されない」「僕たちの世界だ。純粋で公平な」と答える。このニュー・ピーターには、もう影がなかった(ピーター・パンには影がない)。
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