イギリス映画 (2011)
撮影時14才くらいのチャーリー・ロウ(Charlie Rowe)がピーター・パンになるまでを演じたテレビ映画の前編。長いので前・後編に分けて紹介する。最近作の『PAN/ネバーランド、夢のはじまりの』(2015)では、時代を第二次大戦中に変え、謎の女性に赤ん坊の時に捨てられ、以後孤児院で暮らしてきたピーターが、空飛ぶ海賊船に孤児院ごとネバーランドに拉致され、そこを取り仕切る黒ひげという海賊の親玉と戦うという、「ピーター・パン誕生まで」を描いた作品だった。しかし、このピーターは、最初から「予言の人物」として、空を飛ぶ能力を備えていた。本作も、「ピーター・パン誕生まで」を描いた作品であることは全く同様で、救貧院出身という点もよく似ているが、こちらには「運命的な必然性」は存在せず、成り行きから妖精に命を救われ、その副産物として飛ぶ能力も加わるなど、「本人の努力」がより強調された内容になっている。両者の視点は全く異なり、どちらが優れているとは言い難いが、数年を隔てただけで、「ピーター・パン誕生まで」を描く作品が2作も誕生したことは驚きである。最後に、ピーターの仲間の1人となるトマス・パッテン(Thomas Patten)は、本当の端役だが、簡単に映像紹介する。
『オリバー・ツイスト』のフェイギンのように、少年達のグループに住む所と食べ物を与え、窃盗行為のようなことをさせる設定は、いろいろな映画で観られるが、ジェームズ・フックとピーター達の関係もよく似ている。ピーターは窃盗団の頭目的存在で、笛を使って屋根の上から目立たないように指揮している。そんな時、フックに、謎の老人から、ロンドン有数の高級骨董店から不思議なものを盗み出して欲しいという依頼が寄せられる。最初フックは、それをピーター達に実行させようとし、後から、気を変えて一人でやることにした。しかし、自分が一人前だと早くフックに認めて欲しいピーターは、仲間達だけで骨董店に侵入。それに気付いて追ってきたフックと気まずい関係になる。フックとピーター以外の仲間が、不思議な球を見ていて事故が起こり、全員が消えてしまう。それに責任を感じたピーターも後を追う。着いた先は、ネバーランド。そこは、カリブから来た海賊船と、アメリカ・インディアン、それに土着の木の妖精の住む「永遠に年をとらない」不思議な惑星だった。この前編では、ロンドンで仕事を依頼した「謎る老人」が、ネバーランドに造り上げていたユートピアの崩壊と、ピーターの死までが描かれる。
チャーリー・ロウは、本サイトに入っている3作の中では最も年長で、ローティーンに属する。顔だちも一歩大人に近づき、それも非常にハンサムである。イギリスの少年俳優の中では、しかも可愛いだけの小学生から脱皮した年令としては、一番の美少年なのではないか。トマス・パッテンは、個性的な「仲間」の中にあって、最年少の子役なので、写真のみ紹介する。
あらすじ
1906年、元・武器商人で、フェンシングの達人ジェームズ・フック(通称ジミー)は、庇護した孤児を束ねて少年窃盗団を作り上げ、お気に入りのピーターに指揮を任せている。ピーターは神出鬼没、屋根の上に陣取り、窃盗が円滑に実行できるよう全貌を把握すると同時に、気付かれないように、笛の音色で的確な指示を出している。ある日も、「助けて」と逃げる1人の少年を、2人の不良が「殺してやる」と追いかけながら金持ちの集団にぶつかるという設定。そこにさらに2人が加わり、混乱に乗じてできるだけ多くのものを掏ろうという計画だった。しかし、1人がスリの現場を見つかり、警官に連行されかけたのを見て、新たな作戦を展開し、見事に救い出す。2枚目の写真の右下がツィンズ役のトマス。
アジトに戻った少年達の前にジミーが現われ、「いい仕事がある」と持ちかける。「ハーボトル骨董店だ」。No.2のカーリーは、「どうかしてる」「絶対に捕まる」「悪いけど、危険すぎる」と消極的だ。それに対しピーターは、「すごいアイディアだ」「小さければ1つだけ入る方法がある」と言い、さらに、「救貧院や孤児院から助け出し、住む場所と食べ物と靴をくれたジミーに、今こそ報いる時じゃないか」と演説をぶつ。全員に挙手を求め、カーリーもしぶしぶ賛成。しかし、その直後、ピーターは部屋に呼ばれ、「カーリーが正しい。危険すぎる」。これはひどい。梯子を外されたも同然で、ピーターの面目は丸潰れだ。「今回は、俺1人でやる」とのジミーの言葉に、「僕を信じてない」と不満をぶつけるピーター。
仲間に、「今夜やって 驚かそう」と言い出すピーター。もちろん、ジミーには内緒だ。骨董店の入口のドア越しに物乞いをさせ、店主の注意を惹き付け、その間に煙突からネズミを入れる。店主がネズミをバケツで捕らえ、裏口からネズミを放り出した瞬間、頭をオールで殴って、簡単に侵入成功。さすが、頭脳犯のピーターだ。ロンドンでも有数の高級骨董店なので、内部はお宝の山。宝石を次々と袋に入れる少年達。しかし、そこにがジミー登場。「一体ここで何やってる」とピーターを詰問。「望んでたこと」。「やめたはずだろ」。それを聞いて怒るカーリー。「なぜ黙ってた」「みんなに嘘ついて」。ピーターは、立場がない。ジミーに謝りに行くが、本当はこんな状況に追い詰めたジミーの方が悪い。ジミーは、貴重品室に押し入り、最上段の棚で箱を見つけた。ピーターは、すかさず箱を開けるものを探しに戻る。ピーター以外の少年達は、貴重品室の入口に集まり、箱から溢れる光を不思議に見つめる。1枚目の写真は、ピーターを睨みつけるカーリー。
ピーターは、1人離れ、ショーケースに入れてあった小奇麗な短剣を手に取り、「いける」と満足そうだ。その時、貴重品室では、球の中に見えたものに驚いたジミーが椅子から転倒し、球が床に落ちて閃光を放ち、すべてが一瞬のうちに消えた。ピーターが見たものは、宙に浮いた金色に光る球と、その球から半径数メートル以内のものが、壁やジミーや子供達を含め何もかも消えてしまった、あり得ない光景だった。ピーターは、球をアジトに持って帰り、「ジニーが言う通り、手を出さなけりゃ よかった」と自分を責める。そこに現れた怪しい男。ジミーがいないと知って黙って帰る。ピーターは不審に思い、後を付けて「ジミーに骨董店から球を盗み出すよう依頼した老人」と体面する。「ジミーはどこだ?」と訊かれ、「死んだ」。「死んだ… 何のことだ?」。「骨董店で爆弾が」。「球を見つけたな」。「何か知ってるの?」。「今、どこにある?」。「みんな、吹き飛ばされた」。「爆破したんじゃない」。「じゃあ、みんなはどこに?」。「君が、想像したこともないような美しい世界だ。球の場所を教えれば、助けてやれる」。「どうやって?」。「球は入口、扉のようなものだ。軽く叩くことで作動する」。ピーターは、それを聞いて逃げ出し、アジトに戻る。「扉か… 別世界への」と言い、軽く叩くと球が光り出す。そして、仲間の元へ行こうと、短剣で思い切り球を叩く。
球に送り込まれた先は、一面の氷原に、螺旋状の幹の大木が並ぶ異様な世界。一面といっても、氷の至る所に深い亀裂が入っている。ピーターの周りにあった僅かなものが一緒に転送されている。木に登り、遠くで焚き火の煙を見つけたピーター。しかし、その煙をもっと前に見つけていた連中がいた。ジミーは、「コンチハ、アミーゴ」と言って旧式の銃を突きつけた海賊に拘束され、子供達も一網打尽だ。ピーターが露営地に駆けつけた時は、全員が海賊に拉致された後だった。銃声がしたので海辺まで行くと、2隻のボートが遠くに見える帆船に向かっていくのが見えた。
海賊船に連れて来られたジミーと子供達。女船長から「どこから来た」と訊かれ「1906年」と答える。すると、唯一の英国人の乗組員が「じゃあ俺は、10月で163才だな」、もう1人のスペイン系が「263才だろ」。その言葉から、ジミーは海賊が1700年以前から来たことを悟った。ジミーの懐中時計を取り上げる女船長。甘く見て、ジミーをワニに食わせ、子供達は「柔らかいから、シチューに」ということで食材にすることに。慄く子供達。ジミーは2人の海賊に伴われて船べりに。そして、大ワニの棲む海に突き落とされる寸前、素早く剣を奪うと海賊を海に落とす。ジミー、奪った剣で船一番の使い手と剣を交え、あっという間に刺し殺して海に落とす。驚いた女船長に名前を訊かれ、ジェームズ・フックと答える。あの、お馴染みの「フック船長」だ。
一方、露営地に戻ったピーターは、雪の窪みに落ちていたフォックスを見つける。「ごめん、フォックス、全部僕が悪い」「骨董店に押し入るんじゃなかった」「船から助け出して、みんなを元に戻す」。ピーター達が氷原の端で出会ったのは、海賊ならぬインディアンの一隊。目隠しをされて村まで連れて行かれる。彼らは非常に友好的で、腹が空いているだろうと食事に招待される。食べるのは巨大ワニの肉。そこに酋長が顔を出し、ピーターが「食事を頂いたら出て行きます」「海賊から友達を助けないと」と言うと、勇気を讃え一緒に食事をすることに。呪い師のシャカから、この地を「ネバーランド」と呼んでいること、理由は「ここでは、年を取らないから」だと教えられる。そして、シャカが130才だということも。酋長の娘アヤが現れる。ピーターを見て微笑むが、酋長から「もうすぐ100才」だと言われ、戸惑うピーター。
海賊船の船長室で、椅子に縛られているフック。空に北極星が見えないので、ここは地球ではなく、もう戻れないと聞かされる。しかし、いい点としては、木の妖精の粉という特殊な物質があり、妖精はそれを使って飛ぶことができると知らされる。「内側から輝くことができる。文字通り、神のように」。だが量が僅かで、永続的なものではなく、使い方も分からない。女船長は、木の精の居留地に行くには、インディアンが邪魔をしていると説明する。そして、「仲間になれ、フック」「新しい血が必要だし、お前は新しい世界の知識を持っている」「ネバーランドに神のように君臨し、この煉獄を永遠の天国に変えようではないか?」とフックに迫り、縄も切ってやる。両手が自由になったフックは、船長の頭をつかんで強くキスする。
ネバーランドに着いて初めての夜。不思議な夢で目覚めるピーター。角が生えたような巨大な岩の前の丘に立つフードの男に向かって隕石が2個が飛んでいくという夢だ。何の意味があるのだろうと考え込むピーター。しかし、現実に戻ると、海賊から仲間を奪回するという使命があった。ピーターにいるインディアンの村は、海に面した断崖絶壁の端に位置している。海に行くためには、ピーター達が目隠しして連れられ来られた秘密の抜け道を通り、氷原まで戻る必要がある。
ピーターは、フォックスと一緒に、崖の上に伏せて置いてあるカヌーの底にぶら下がるように身を隠し、漁師の一行とともにトンネルを抜けて雪原に抜けることに成功した。だから、もちろん、許可は得ていない。
ピーター達は、夜陰にまぎれてカヌーを盗み、海賊船に向かう。2人は、まず仲間達を救い出してカヌーに乗せる。しかし、ピーターは、「ジミーを置いてはいけない」と、再び海賊船に上がっていく。そして、船尾窓から船長室に忍び込み、置いてあった銃をジミーと女船長に向け、一緒に行こうと説得する。ジミー:「聞くんだ、ピーター」「俺はここに残る」「もし、俺と一緒にいたいなら、銃を渡せ」。ピーター:「僕は、海賊を信じない」。ジミー:「なら、俺を信じろ」「銃を寄こせ」。迷いつつ、銃をジミーに渡すピーター。いなくなった他の少年達の居場所を訊かれるが、海賊の面々の顔を見て、絶望と踏んで海に飛び込む。しかし、ピーターを助けに行ったフォックスが海賊に刺されて死亡してしまう。
インディアンの元に仲間を連れて戻ったピーター。こっそり抜け出したことを酋長から責められる。「信頼し、自由行動を許したのに、信頼を悪用した」「許可なく秘密の抜け道を使った」「罰するべきだが、仲間の死に免じて穏便に済ませる」。涙を浮かべて神妙に聞き入るピーター。助けた仲間からも、「皆に嘘を付いた。骨董店に行くべきじゃなかった」。「ジミーに認めてもらおうとしてさ」「お陰で、島流しだ」。さらに、「フォックスの死にも責任がある。全員カヌーにいた。逃げられたのに、ジミーを連れ戻しに帰った」。ピーターは、「カーリーは正しい」「僕がフォックスを死なせた」と一人で苦しむ。孤独に笛を吹いていると、呪い師のシャカが寄ってきて、自分のテントに呼び入れ、ピーターが夢に見るのと同じような岩山の絵を見せる。そこに酋長の娘アヤが入ってきて、この場所なら知っていると言い、ピーターを連れて行ってくれることに。ピーターにとっては、すべては皆をロンドンに帰すためだった。2人で(秘密のトンネルを抜け)カヌーに乗り、岩山の見える地点を目指す。
ボートを漕ぐ2人を望遠鏡で確認し、「何をしようとするのか見極めよう」というフックの提案に従う女船長。前夜、女船長とフックは、島の地図を詳細に分析し、どやったら木の妖精の居留地に行けるかを相談していたのだ。1枚目の写真がその地図で、右の帆船の絵の所に海賊船が停泊している。そして、指先から北西にかけて山岳地帯が延び、その西側がインディアンの領土、部落はその海沿いにある。木の精霊の棲家はその東北東、山脈の手前だ。この地図を見ると、ピーターがカヌーの底に隠れて通ったトンネルが山脈の「MO」の字の辺りにあり、その先が「White Wood」と記された氷原で、その沖合に海賊船が描かれているので位置関係がよく分かる。ピーターと酋長の娘は、海賊船から見て左に漕いでいるので、指先の方に向かっていることになる。その何れの個所からか上陸し、山脈の南端を目指しているらしい。しかし、正しいのはそこまでで、例えば7枚前の写真で、朝起きたピーターが、インディアンの部落(断崖上)から海を眺めるシーン。左端に海賊船が写っているが、そんなことはあり得ない(地図では、部落は島の西端、海賊船は東端)。「後編」に入ると、この地図の置換関係はさらに崩れる。2枚目の写真は、ピーター達を追って山に入る海賊達。
一方、先に山に入った2人、ピーターが夢の中で見た地形に似た「雄牛の山」が見える地点へと、アヤが案内してくれる。暗くなったので、夜を過ごそうと木に登るピーター。太い枝に座って笛を吹いていると光る妖精が寄ってくる。夢にも出てくる女性の妖精だ。飛び去っていく妖精の後を追って、暗い森の中を走る2人。そのうちに夜が明け、気付くと目の前に巨大な木の壁が立ちはだかっていた。明らかに人工的に造られた壁だ。
2人が、絡み合った枝を登っていくと、壁の天辺からは、木でできた巨大な建物が並ぶ壮大な町が。一体誰が、何のために? 「降りる方が難しい」と言って、垂直の壁を反対側に降りて行く。両側に立ち並ぶ、木でできた(本物の木が絡み合って造り上げた)建物の間の「通り」を歩いていく2人。大きな町なのに誰もいない。アヤ:「みんなはどこ?」。ピーター:「すぐ会えるさ」。「どうして分かる?」。「こんな凄いものを造れる人達なら、僕達のことくらい気付いてる」。その言葉通り、背後から「その通り」との声が。それは、夢に出てきたフードの男で、フードを取ると出てきたのは、ロンドンで球の正体を教えてくれた老人だった。男は、エリザベス一世(1533-1603)の錬金術師フラッド博士と名乗り、今は400才近いと言う。木の町は博士が造り上げたもので、芸術と哲学のユートピアにするためなのだ。
博士の研究室で、宇宙の姿を見せられる2人。その中心にあるのが、1つの小さな惑星ネバーランドだ。特異点にあるため時間が停止している。「どうやって戻るの?」というピーターの質問には、研究室ごと吹き飛ばされたので、長年かかって複製の球を作り、隕石の力を借りて起動させることができたと答える。そこに現れる光る妖精。ティンカー・ベルと名付けたと博士が紹介する。因みに、ピーターがティンカー・ベルと話せるようになるのは、妖精の粉が体に染みこみ、空を飛べるようになってから。だから、博士も妖精と話せたわけではない。
その時、チャイムが鳴り、海賊の一行が町に入ったことが分かる。博士は、海賊達の前に現われ、ここは聖域なので武器をしまうよう命じる。そうすれば地球に帰してやるという博士に対し、帰りたくないと主張する女船長。元のカリブ海の時代と場所に戻れるならまだしも、1906年のロンドンに行っても、戸惑うばかりで、誰も支配できず、しかも、年を取っていくとあっては、反対するのも当然であろう。「球を管理したい」と言い出す船長に、「そんなことは許されん」と言いきる博士。銃を向ける海賊達に、姿を消したり、巨大化する装置を使って脅すのだが…
しかし、海賊達がやみくもに撃ちまくったため、木でできた建物が燃え始める。様子を見に来たピーターがフックに見つかり、博士と一緒に逃げる。百年かけて築いた町が燃えるのを無念だと惜しむ博士。海賊が来られないよう、木の橋を落とそうとして、銃弾に斃れ、橋から落ちる。
研究室まで追ってきたフックから、必死に球を守ろうとするピーター。ピーター:「仲間の所に持って帰る」。フック:「もっといい方法がある。なぜ、俺たちと一緒に来ない?」。「俺たち? 海賊のことだろ!?」「みんな 奴らに殺される。フォックスを殺したように!」。「アクシデントだった。俺は止めようとした」。「あんたのせいだ。奴らの仲間になるからだ」。話がかみあわなくて剣を交える2人。しかし、ピーターは簡単に組み伏せられ、そこで、意外な話を聞かされる。「可哀想だから、お前を救貧院から出してやったわけじゃない。借りがあったんだ、お前の母親に」。「母さん、知ってるの?」。懐中時計を取り出し、蓋の裏の絵を見せてやるフック。「それ、母さん?」。「自分の子のように面倒を見ると誓った。今になって、あきらめるものか」。そこに海賊達が入ってくる。船長が球を取り上げ、その隙にピーターは逃げ出す。
しかし、ピーターはすぐに捕まり、剣を首に当てられ、「インディアン娘はどこだ?」と訊かれる。船長の顔に唾を吐きかけ拒絶するピーター。剣が振り下ろされる寸前に、娘が現れピーターの命乞いをする。ピーターは、手下の手を振りほどいて、「逃げるぞ、アヤ」と走り寄るが、その時、女船長が振り向きざま串刺しに。ピーターはそのまま通路まで落ちて絶命した。
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